三十路になった発達障害児の心に浮かぶよしなしごと

ADHDとASDを脳内に引っさげて今日もブレーキのないまま止まるかぶつかるまでアクセルを全開にするんだ。


スポンサー広告

そろそろ労働力をフェアトレードしようぜ!

突然ですがアンニュイです。

朝から眠いというより「絶対に起きたくない。目も開きたくない」という能動的睡魔に敗北して体調調整休をキメ、背中が冷えると同時に顔はのぼせるという冷えのぼせを持て余し、繰り返される大量殺戮を乗り越え、ガチャ確率について激論(?)を交わし、そしてまた眠いです。鳴き声があんにゅーい、になりそうです。

大量殺戮に荒んだ心ですがライブを主宰しないと……ソシャゲって楽しい……。

 

というわけで全然関係ないんですが、先日お世話になった方に「フェアトレード製品の販売イベントやるから来てね!」ってお誘い受けたのです。まぁその日台風来て出かけられませんでしたけど!!

とはいえ普段から100円ショップへの出没率の高い私としては、フェアトレード製品に手を出す余裕はあんましないわけです。ゆえに「そりゃもうちょっと余裕があれば私だってよう」となんとなく引け目とか感じてたし、あまりフェアトレードを推奨できなかったのですが、今日はっと気づいたことがありました。

 

「そもそも日本では労働力がフェアトレードされてないんじゃないの?」と。

 

 

 

フェアトレードの定義につきましては、下記サイトより引用させていただきます。

 

フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」を いいます。

FLO、WFTO、EFTAの3つの団体からなるネットワークでは、「フェアトレード」を以下のように定めていrます。

Fair Trade is a trading partnership, based on dialogue, transparency and respect, that seeks greater equity in international trade. It contributes to sustainable development by offering better trading conditions to, and securing their rights of, disadvantaged producers and workers - especially in the South. Fair Trade organizations (backed by consumers) are actively engaged in supporting producers, in awareness raising and in campaigning for changes in the rules and practices of conventional international trade.

フェアトレードは、対話、透明性、敬意を基盤とし、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップである。特に「南」の弱い立場にある生産者や労働者に対し、より良い貿易条件を提供し、かつ彼らの権利を守ることにより、フェアトレードは持続可能な発展に貢献する。フェアトレード団体は(消費者に支持されることによって)、生産者の支援、啓発活動、および従来の国際貿易のルールと慣行を変える運動に積極的に取り組む事を約束する。」(原文ママ

フェアトレードの定義 : フェアトレード・ラベル・ジャパン / Fairtrade Label Japan

 

まぁ日本国内の話だと交易と言うのは若干違ってきますが、そこは「trade」に売買って意味があるからいいことにします。

 

というわけで景気回復が謳われて何とかかんとかですが、今ざっくり検索して出てきた三菱東京UFJ銀行の『アジア・オセアニア各国の賃金比較』で見たら「中国の深圳市と比較した神奈川県横浜市の製造業一般工の月額賃金、2007年だと17.6倍だけど2016年だと6.6倍だよ!」という資料が出てきました。え、えぐい。

http://www.bk.mufg.jp/report/insasean/AW20170515.pdf

↑PDFファイルなのでスマホで見る人はご注意ください。

 

ちなみに製造業だと韓国のソウルの方が月額賃金低いですが、飲食やアパレルの店舗スタッフになると思いっきり逆転されます。マジか。

ついでに深圳市の物価もちょっとだけ検索してみましたが、「だいたい一人暮らしなら月5万くらいあれば充分な生活ができるんじゃね?」くらいだそうです。一般工だと流石に厳しいですが、これがエンジニアになったり飲食店スタッフになったりすると、5万円なら貯金も少しはできるくらい残ります。

マジか……!!

 

で、まぁ中韓と比較したのは、ヨーロッパの資料がすぐ出てこなかったからという以外にも理由があります。

中国っていわゆる「世界の工場」みたいな扱いで、とりあえず人件費安いから中国に工場作ってコスト抑えよう、って話でいろんな国が中国に製造ベースを作ってるわけじゃないですか。

だからこそのいわゆるメイドインチャイナじゃないですか。

 

そろそろヨーロッパから見たら日本で同じことできます。

 

「日本に移民呼ぼう」とか「技能研修生呼ぼう」とか言って人件費削減のこと考えてると、明らかにヨーロッパの外資に食われると思いますよ!

でも労働者からしたら悪いことないです。だってヨーロッパって有休も長期休暇も取りやすいんでしょ?そのノリで日本より時給高いなら、ヨーロッパ本国より安くても喜んで働きますね。

いいぞ!ヨーロッパ外資よ日本に進出しよう!そして日本のブラック企業をぶっ潰そう!!

 

だいたいフェアトレードはもっかい引用しますが『立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」』です。一人暮らしもできないような日本の最低賃金労働者の生活改善と自立を目指すって言いながら外資系が進出してくるなんて歓迎するしかないじゃない。

よし労働力をフェアトレードしよう。まぁ日本はちょっと開発途上国とは言い難いのであれです。「開発過剰国」とかになろう。効率化を促進しすぎちゃって滅びそうです!とかそういうカテゴリです。よろしくお願いします。

 

豊かで平和な国というアドバンテージは過去の話です。

拡大する貧富の差!上がる物価!あんま上がらない時給!飛んでくるミサイル!

まさに時代は世紀末!しかし21世紀はスタートしたばかりだ!17年でもう末だ!!

という自覚を持ってやっていきましょう。

珍しく発達障害全然関係ない話だった気がしたので最後に言うと、発達障害に限らず日本の障害者に対する意識も制度も支援も賃金も、さらに後進国なのでそこんとこよろしくお願いしますね!!

では!