三十路になった発達障害児の心に浮かぶよしなしごと

ADHDとASDを脳内に引っさげて今日もブレーキのないまま止まるかぶつかるまでアクセルを全開にするんだ。


スポンサー広告

常に何か考えているがゆえに何も考えてないような顔をしている

昨日は徹夜明けでぽんわかふわふわだったのに、おじちゃん社員さんに「いつも元気ですね」って言われたわけです。
まぁ挨拶だけはちゃんとしてるというか、習慣化してるのでたぶん意識が寝ててもしてます。目に見えてさえいれば。

私は、「何も考えていない」という体験をしたことがありません。
考えがまとまらない、とか案が何も出てこない、はありますが、頭の中はいつも考えてはいます。意味のあることかはともかく。
思考は基本的に頭の中で完全に音声化されています。読み上げてます。なので頭の中がとっちらかってると超うるさいです。



とはいえ有意義なことを考えてるかと言うとまた別です。
挨拶してる時に「笑顔で挨拶することで円滑に人間関係が進むならばこれをしない理由はない」みたいなこと考えてるならマシな方で、一度の挨拶で二人返してくれたり、連続して挨拶して返事貰えたりすると「お!コンボ決まった!」とか考えてたりします。
挨拶返ってこないと、嫌われてるのかな、とか考える以前に「あれ?私は車に轢かれた幽霊だったり、本体は家で寝てる生霊だったりしない?大丈夫かな?」とか考えてたりします。そういう時に限ってみんな返事してくれなかったりするし、実はたまに気配遮断とかしてるかもしれません。意図的に扱えるようになりたいです。隠密行動し放題なのでスパイとして働けます。
まぁ身体の制御が弱すぎて、足音やらぶつかる音やらめっちゃ立てまくるので、多分忍者にはなれませんが。
戦国時代の伊賀とか甲賀の生まれじゃなくてよかった。きっと落第忍者旅硝子でした。

まぁこんなどうでもいいことを考え続けているし、時々自分でツボに入ったりしてるので、何も考えないでニコニコしてるように見えることは多いと思います。
ある意味、目の前の人に対して善意も悪意も考えてはいないので、正解の一つかもしれません。
まぁ善意も悪意もなければ礼儀正しくするのが良い文明です。初対面の人には敬語使うくらい良い文明です。
初対面じゃなくても敬語使ってると丁寧さだけはあるので、突然の不躾発言とかだいぶ誤魔化せます。

まぁでも今の職場、椅子にあぐらで仕事してようが靴下脱いでようが、独り言呟いたり多動うごうご溶かしてようが、質問しなければ放置してくれる最高の環境なので、ほんとそれに助けられてるとは思います。
私の職歴は基本的にひっどいし真っ黒なのですが、28歳なってからでも運命の出会いってあるんだよ!って気持ちです。
障害に優しい職場は最高ですね!!それってつまり、多分障害以外にも優しいわけですし!多様性の許容ってなんとも最高!!

というわけでバスの中からでした。